【書評】数字に対するコンプレックス無くそう「数値化の鬼 -安藤広大」を読んで

数値化の鬼

仕事で「数字」使っていますか?
ある程度仕事をしていたら数字を使う場面って多くなります
でも、意識をしないと使えないのも事実としてあります
世の中には「文系」「理系」なんて言葉もありますし、苦手意識を持っている人もいます
この「数値化の鬼」という本は、その苦手意識を持っている方にぜひとも読んでもらいたい一冊です
どうも!
@to_sky_blueです

「数値化の鬼」というタイトルですが、中身はとっても読みやすい内容になっています
集中したら2時間ぐらいで読めると思います

さて、気になる内容は以下にまとめます

「数値化の鬼」を読んで数字に対するコンプレックスを無くそう

文系と理系と書きましたが、私は典型的な文系脳でした
でした、と書いたのは仕事をする上で理系的な頭に変わってきました

具体的にどう言うことかというと、数字で物事を考えるようになったこと
たとえば、「クレームが沢山入ってきている」ではなくて「先週よりも○○という意見が先週比で130%になっている」ようなことです

沢山、いっぱい、かなり、なんていう言葉は人によって感覚が違う言葉です
仕事でこのような言葉を使っている人って周りにいませんか?
さて、このような言葉を使っている人の事を鵜呑みにして、数千万の投資
目も当てられない未来が見えませんか?

まさか、そんな判断をするわけないじゃないか、という意見はあると思います
でも、そんな言葉を使っている人は周りにいませんか?
そしてその人は仕事が出来る人ですか?

数字を使っている人と使っていない人の違い
20代では差がついていないかもしれませんが、間違いなく30代では差が付くスキルです

考え方を変えないと仕事の評価に差が付くこと、それが数字の使い方です

数値で捉える大切さ

例えば「売り上げ目標」
売り上げ目標と実績とのマイナスの乖離が出た場合、どういうアクションをとるか
1.未達だった、でも頑張った
2.売り上げ未達の要因は何だろう?客単価?人数が減ったの?

1で終わる人は残念ながら未来はみえません
頑張ったという自己評価はあっても、どう頑張ったのかという他社評価は得られない
一方2は具体的なアクションに移っている
乖離が出たのはあくまでも結果ですが、結果だけに捕らわれるのではなく、具体的なアクションを取る方が評価も得られるし今後ビジネスとして成長が見込めます

ある程度の役職にいると自然な考え方ですが逆に言うとその役職になる前にこの考え方を身につけられれば、同期よりもぐっと成長できるでしょう

集中すれば2時間程度で読める無いようなので是非休みの日に集中して読んでみてください
きっと仕事に役立つはずです

以下目次です

数値化の鬼 | 書籍 | ダイヤモンド社より引用:

はじめに ── いったん数字で考える思考法

「数字以外のこと」は最後の最後に
いかなるときも、いったん「数字」で考える
「安心」のための数値化ではない
お互いの「誤解」をなくしてくれるもの
数字は「感情」を切り離してくれる
「言葉は過剰」「数字は不足」の世の中
数字のあとに「自分らしさ」が出てくる
数字はとことん「客観的」にしてくれる

序章 「数値化の鬼」とは何か

数字の「ネガティブ」を取り除こう
数字はつねに「未来」のためにある
評価せざるを得ない「結果」を出そう
数字がないから「不満」が生まれる
日頃から「数字のある会話」をしているだろうか
1日を「数字」で振り返ってみる
言い訳の多い「中堅社員」の共通点
数値化ができる人は「失敗」が当たり前になる
「自分に甘い人」の考え方のクセ
「気合い」でなんとかするな
「仕事ができる人」になる5つのステップとは
「ニセモノの数値化」にダマされるな
序章の実践 「数値化」をクセづける

第1章 数を打つところから始まる ── 「行動量」の話

「仕事ができる人」の共通認識とは何か
ビジネスは「結果」ファーストで
やり方は人それぞれで「自由」
数値化とは「PDCA」を回すことである
識学流PDCAの考え方とは
数値化は「なんとなく」を許さない
「D」の回数を「行動量」とする
「数をこなす」こそ基本中の基本
「数をこなす」ためのすぐやる仕組み
目標のための目標、「KPI」という概念
「行動制約」を明らかにする
「意味」は遅れて理解できる
「D」に素早く移れるマネジメント環境を整える
「やってればいいんでしょ」という安心材料は危険
優秀なプレーヤーが犯す「伝え方」のミス
優秀なマネジャーは「1つずつの式」にする
目標は「いつでも思い出せる数字」でないと意味がない
目標とは「地図」である
識学流の目標は「5つ以内」
それでも「数値化」が難しいとき
「自分のこと」しかしなくなる?
「チームあっての個人」を徹底する
1章の実践 「PDCA」をやってみる

第2章 あなたの動きを止めるもの ── 「確率」の話

「伸び悩む人」に共通する考え方
「成長を諦めた人」の既得権益
現状維持では「沈む」時代
「確率のワナ」に注意しよう
「失敗」が怖くなってしまう数値化のクセ
「確率では勝ってる」という自己評価
出世しておかないと「評論家」になってしまう
目標の「%」には気をつける
組織と個人が「ブレーキ」を踏むとき
「働かないおじさん」を生まないための仕組みづくり
「インセンティブ制度」にも弊害がある
「連続性」を評価しよう
評価にゼロはない。「プラスか、マイナスか」だ
ゼロ評価がないと人はどう考えるのか
「平均のウソ」にもダマされてはいけない
「平均だから大丈夫」という誘惑
「数字の中身」にうるさい人になろう
「自然の法則」を乗り越える
2章の実践 「数字のウソ」を見抜く

第3章 やるべきこと、やらなくてもいいこと ── 「変数」の話

変えられるもの」と「変えられないもの」を見分ける
2つの「頭の悪さ」とは
どこに「x」が隠れているのか
「変数」こそが仕事の成果につながる
プロセスの「型」を身につける
仕事の「中身」を細かく砕く
「なぜ?」を繰り返して変数を明らかにする
いち早く「変数」に気づけるプレーヤーになる
「行動レベル」にまで分ける
「答え」を与えられても意味がない
「変数じゃないもの」に固執しない
「やった気になること」を排除せよ
意味を「後付け」していないだろうか
「変数だったかどうか」を確認する
うまくいったら攻める、失敗したら考える
他人の成功論はすべて「変数」ではなく「仮説」
すべては「個人的な体験談」
上司からの「プロセス介入」も「仮説」である
仮説という前提で「シェア」しよう
「変数」が「変数」でなくなるとき
「もっといい変数はないか」という視点
3章の実践 「変数」を見つける

第4章 過去の成功を捨て続ける ── 「真の変数」の話

「変数」は放っておくとどんどん増えていく
「やらないこと」を先に決める
変数を減らす「2つのアプローチ」
「KPIを変える」という手段
変数の中から「1つ」に絞り込む
マネジメントの「難易度」を上げるな
とりあえず「真の変数」を1つ決める
できるマネジャーは「変数」を減らす
「それは変数ではない」というフィードバック
「変えられないこと」を言い訳にさせない
「社内の変数」を減らしているか
社内の「偏り」に気づく
人の「バラツキ」を取り除く
「カリスマ」への依存は危険な状態
「環境のせい」にする経営者は経営者失格だ
コントロールできるもの、できないもの
とにかく迷ったら「変数」で考える
分けて、分けて、さらに分ける
「重要なこと」から着手する
4章の実践 「変数」を減らす

第5章 遠くの自分から逆算する ── 「長い期間」の話

「短期的」と「長期的」の2つの視点
「時間を味方につける」という言葉の本質
長期的に見ると数字は「一定ではない」
短期的には損だけど、長期的には得なこと
「5年後はどうか」をセットで考える
長期的に考えるプレーヤーとは
安心感を持つか、危機感を持つか
「短期から長期、長期から短期」へ逆算する
逆算すると「つながり」ができる
長期的に考えざるを得ない「環境づくり」
評価に組み込む「時間軸」
数字が「遅れてついてくる」プレーヤーを信じられるか
「次なるトップ」を生み出すために
5章の実践 「長い期間」で考える

終章 数値化の限界

「数字がすべてではない」のステージに行くために
「成長している実感」こそ最大の目的
「ハングリー精神」を作り出すには
限られた時間内に「本業」で力を出せ
「やりがい」「達成感」は最後の楽しみに

おわりに

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北海道出身で現在福岡に在住の44才 ギターを弾いていてアメリカに留学をしていたこともあるが、いまはしがないサラリーマン ライブに行くのが趣味で、ロック、ポップス、ジャズ、フュージョンなど幅広く見に行く 新し物好きで、ガジェットが好き、読書も好き