魂を揺さぶる「太い音」の記憶——LUNA SEA 真矢さんのドラムを相川七瀬のライブで聴いた日

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2026年2月17日、一人の偉大なドラマーがこの世を去りました。 LUNA SEAの真矢さん。

私と同じ50代前後の方なら、まさに「青春そのもの」といえる世代ではないでしょうか。私自身も彼らの音楽が街中に溢れていた時代をリアルタイムで過ごしてきました。

別のバンドに夢中だった私が、釘付けになった「音」

実を言うと、当時の私はLUNA SEAよりも「X」にどっぷりと浸かっていました。そのため、LUNA SEAの熱心なファンというわけではありませんでしたが、それでも真矢さんのドラムだけは別格だと思っていました。

あの独特の疾走感。まるで楽曲そのものを加速させるようなドライブ感。 特に、お腹に響くような力強いバスドラムの音色は、一度聴いたら忘れられない魅力がありました。

結局、LUNA SEAとしてのライブに足を運ぶ機会はありませんでしたが、一度だけ、彼の生のドラムを肌で感じる幸運に恵まれたことがあります。

衝撃的だった、相川七瀬20周年ライブ

それは大阪で開催された、相川七瀬さんのデビュー20周年記念ライブでのことでした。 アニバーサリーということもあり、ステージに並んだメンバーは驚くほど豪華な顔ぶれ。

  • Drums: 真矢

  • Guitar: マーティ・フリードマン

  • Bass: NATCHIN

  • Keyboard: DIE

  • Guest: 織田哲郎

ギタリストとしてマーティ・フリードマンのプレイに感激したのはもちろんですが、何より私の心を掴んで離さなかったのは、真矢さんの叩き出す「音」でした。

それは、これまでに聴いたどのドラムよりも太く、力強く、それでいて心地よい響き。 「これが、本物のドラムの音なんだ」 そう確信させるほどの圧倒的な存在感が、ライブ会場を支配していました。

同じ時代に、その音が鳴っていた幸せ

私自身、家系的に病気のリスクを意識して生活していることもあり、真矢さんが病気を公表されたときには「なんとか、もう一度あの音を」と、心の中で強く願っていました。

叶うことなら、もう一度だけあの魂を揺さぶるドラムを聴きたかった。 その願いはもう叶いませんが、同じ時代を生き、彼が鳴らす音の空間に身を置けたことは、私にとってかけがえのない財産です。

一人の音楽ファンとして、感謝を込めて。 真矢さん、素晴らしい音をありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。

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